①J-PARC
大強度の中性子照射、高エネルギー陽子照射で、材料劣化・半導体損傷評価が可能(準備中)。
⽇本原⼦⼒研究開発機構(JAEA)は、原⼦⼒に関する総合的な研究開発機関です。
各施設での検査可能な内容と特徴
| 陽子 | 重粒子 | ガンマ線 (エックス線) |
中性子 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ①J-PARC | ○ | − | − | ○ | 高エネルギー (準備中) |
| ②タンデム加速器 | ○ | ○ | − | − | 豊富なイオン種 (準備中) |
| ③保管廃棄施設 | − | − | ○ | − | 低線量率長時間照射 (準備中) |
| ④JRR-3 | − | − | − | ○ | 熱中性子・冷中性子 |
| ⑤FRS | − | − | ○ | ○ | 高精度 |
| ⑥WASTEF | − | − | ○ | − | 高線量 |
大強度の中性子照射、高エネルギー陽子照射で、材料劣化・半導体損傷評価が可能(準備中)。
陽子、重粒子など、複数のビーム条件の照射で半導体デバイス影響評価試験が可能(準備中)。
様々な核種が混在する「放射性廃棄物」からのガンマ線を有効利用。長期的影響評価可能(準備中)。
中性子照射可能。
国家標準とのトレーサビリティを確保した各種放射線照射場を整備。放射線測定器の特性試験のほか、低線量域における材料試験、半導体ソフトエラーの高精度評価にも利用可能。
セルでガンマ線の高線量照射が可能。材料・光学系の評価が可能。
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J-PARC(Japan Proton Accelerator Research Complex)は、素粒子物理、原子核物理、物質科学、生命科学、原子力など幅広い分野の最先端研究を行うための陽子加速器群と実験施設群の呼称です。世界に開かれた多目的利用施設であるJ-PARCの最大の特徴は、世界最高クラスの陽子(1MW)ビームで生成する中性子、ミュオン、K中間子、ニュートリノなどの多彩な2次粒子ビーム利用にあります。高エネルギー加速器研究機構(KEK)と日本原子力研究所(原研)【現(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)】が共同で提案し、8年の歳月と総工費1524億円をかけ、2008年にJAEA東海の原子力科学研究所内に第一期施設が完成しました。
J-PARC利用には研究課題申請書の提出が必要です。施設ごとに公平性と透明性を持った課題審査体制があり、MLFではPRC(Program Review Committee)が、ハドロン及びニュートリノ実験施設では、KEKのPAC(Program Advisory Committee)が課題審査を行います。課題申請手続き、ユーザー登録、及び課題実施に関わる支援と必要な情報はUsers Office が行います。
加速器本体の高さは約20mあります。メンテナンス時には加速器タワー3Fと6Fからタンク内部に入り作業を行います。加速器運転時には、タンク内に高電圧を維持するための絶縁ガスとして六フッ化硫黄ガスが約5気圧で封入されています。
加速器とは、高い電圧を発生させるなどして、イオンや電子などを高いエネルギーまで加速させる装置です。中でも高い静電場を使って負イオンを加速した後、更に正イオンに変換して2段階で加速する加速器をタンデム(Tandem)加速器といいます。
JAEA東海タンデム加速器は、静電加速器としては世界トップレベルの最大20MV(2000万ボルト)の電圧を発生させることができ、水素からビスマスまでの多様なイオンビームを加速することができます。宇宙機器のSEE評価における照射試験の幅広いニーズのうち、中低エネルギー領域において広範なLET×Rangeを網羅する性能を有しており、現在、産業利用ための照射試験装置の設置を準備中です。
| イオン種 (例) |
エネルギー [MeV] |
MAX Range [μm] |
MAX LET [MeV/(mg/cm²)] |
|---|---|---|---|
| H | 5〜30 | 4900 | 0.5 |
| He | 5〜30 | 430 | 1.4 |
| C | 5〜105 | 200 | 5.1 |
| Ne | 5〜130 | 87 | 8.9 |
| Ar | 15〜180 | 48 | 19 |
| Kr | 35〜210 | 29 | 41 |
| Xe | 50〜330 | 30 | 68 |
| Au | 35〜350 | 30 | 85 |
JRR-3(Japan Research Reactor-3)は、1989年に改造され初臨界した最大熱出力20MWの重水反射型軽水冷却原子炉です。主に材料照射や中性子を用いた実験を行っており冷中性子製造装置を用いて製造した冷中性子による実験ができるのが大きな特徴です。
隣接している大強度陽子加速器施設J-PARCと組み合わせることにより、世界でも稀な原子炉と加速器での中性子研究ができる場所となっています。将来、がん治療用のRIの製造など様々な活躍が期待されています。
JRR-3は世界トップレベルの高性能研究炉として中性子ビーム実験(中性子ラジオグラフィ、中性子散乱実験、中性子即発ガンマ線分析)や中性子照射(RIの製造、中性子放射化分析)などに利用されています。
2011年3月の東日本大震災により運転を停止していましたが、新規制基準に適合するために耐震補強工事等の安全対策を実施し、2021年2月26日に運転を再開しました。
運転再開後、国内の多くの大学、研究機関、民間企業や海外の研究機関等に利用されており、様々な研究成果が創出されています。
高品質なガンマ線、エックス線、ベータ線、中性子の照射場を有する世界トップクラスの校正・試験施設です。
原子力(ニュークリア)と
再生可能(リニューアブル)エネルギーが二元論を乗り越え、
融合することで実現する
新しい持続可能(サステナブル)な未来社会を目指します。
JAEAは、原子力と再生可能エネルギーの融合によって、脱炭素社会の実現を目指しています。これを実現するために、「Synergy」「Sustainable」「Ubiquitous」の3つの柱に基づいて取り組みを進めています。これにより、「カーボンニュートラルな社会」と「低資源・高効率な社会」を実現し、人類社会に貢献することを目指します。
厄介な発熱性の廃棄物を熱源として有効活用
廃棄物から生じる放射線や熱は、人が容易に近づけない過酷環境で、半永久・メンテナンスフリーのエネルギー源として活用できる可能性を秘めています。例えばRI電池はその一例です。RI電池熱源開発特別チームでは、放射性物質の安定化・密封化技術などを開発し、エネルギー源としてのRIを社会に提供することを目指しています。
半永久電源開発の用途例
岩石の微小領域の同位体分析/年代測定
天然素材のセルロースを凍らせるだけ!
強い機能性ゲル材料を新たに開発
未知なる宇宙を解き明かす眼
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天文現象の
観測・フレアの
常時観測に
詳細解析で
放射線源の
3次元分布作成
マグマや水の分布調査に電磁探査
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